売られた猫。
そしてその夜。
私の寝る部屋として、ある部屋に通された。
客用の部屋ではなく、誰かの自室のようだ。
やっぱり、あの中の誰かと寝るんだ。
部屋で一人、そんなことを考える。
すると、ドアが開いてさっきの男が入ってきた。
やっぱりこいつだ。
もう仕事をするな、って言っといて、結局はすることはするんでしょ。
こうなったら私主導でしといた方が楽なので、私から誘う。
『ねえ、早くベッド来なよ。』
今更猫かぶるのも変なので、普通のテンションで話しかける。
お客様とタメでこうやって話すのは初めてだ。