私が好きな彼はあの子を好きだった
あのペアワークから1週間。私は、気がつけば彼ばか

り目で追っていた。

体育の時間。私は手を骨折してしまい、体育は見学

することになった。女子の隣のコートでは男子が

バスケをしている。

「本平ー!シュート!シュート!」

本平くんはシュートを成功させた。その光景にドキ

ドキが止まらない。

カッコイイ…!

「畠中さん!危ない!」

え?

「おい、女子の見学のやつ、ヤバくねえか。」

「うわ。頭に当たったみたい。痛そう。」

私は女子のバレーボールコートから飛んできたボー

ルに気づかず頭に当たってしまった。

「大丈夫?」

「先生、呼ぼうか?」

頭が痛いことを伝えたいのだが、コミュ障なので、

伝えることができない。

「畠中さん!大丈夫?先生!畠中さん、頭にバレー

ボール当たりました!」

本平くんがそう言ってから私の意識は途切れた。







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