懲らしめて差し上げますっ!~じゃじゃ馬王女の下克上日記~
広場の端で、ひとりの鍛冶屋を捕まえて長々と説教していたイワノフは、ファンファーレを吹きながらラナに歩み寄る。
子供十数人をいっぺんに相手にするように、優しく戦っていたグリゴリーは、時計塔の正面に走って戻ると、布袋から赤絨毯を取り出してサッと敷いた。
時計塔の中に隠れて戦いの経過を記録していたオルガも外に飛び出して駆け寄り、わずか数秒の内にラナを神々しい王女の姿へと変身させる。
百人余りの民とルーモン伯爵が驚きに目を見開き、声も出せずに注目する中で、ラナは赤絨毯の上を優雅に歩いてみせる。
絨毯の端まできて足を止めたラナの脇には、カイザーとイワノフが付き従った
重々しい動作でカイザーがマントの下から取り出したのは、王家の紋章が刻まれた、あのメダルである。
それを掲げるように見せつけると、王城騎士の風格に満ち溢れた凛々しい声を、あたりに響かせた。
「お前たちが敵意を向けたお方は、ミトロニア王国、アレクサンドル二世国王陛下の御息女、ラナスタシア王女殿下であらせられるぞ。無礼千万。頭が高い、控えおろう!」
子供十数人をいっぺんに相手にするように、優しく戦っていたグリゴリーは、時計塔の正面に走って戻ると、布袋から赤絨毯を取り出してサッと敷いた。
時計塔の中に隠れて戦いの経過を記録していたオルガも外に飛び出して駆け寄り、わずか数秒の内にラナを神々しい王女の姿へと変身させる。
百人余りの民とルーモン伯爵が驚きに目を見開き、声も出せずに注目する中で、ラナは赤絨毯の上を優雅に歩いてみせる。
絨毯の端まできて足を止めたラナの脇には、カイザーとイワノフが付き従った
重々しい動作でカイザーがマントの下から取り出したのは、王家の紋章が刻まれた、あのメダルである。
それを掲げるように見せつけると、王城騎士の風格に満ち溢れた凛々しい声を、あたりに響かせた。
「お前たちが敵意を向けたお方は、ミトロニア王国、アレクサンドル二世国王陛下の御息女、ラナスタシア王女殿下であらせられるぞ。無礼千万。頭が高い、控えおろう!」