懲らしめて差し上げますっ!~じゃじゃ馬王女の下克上日記~
これまでと違うのは、イワノフのファンファーレがなかなか鳴らないことだろう。
難しい顔をした賢者は、なにかを懸念している様子であったが、もう流れを変えられないと気持ちを切り替えたようだ。
皆に遅れること数秒して、懐から銅製のラッパを取り出し、夜空にファンファーレを響かせた。
豪華なティアラとドレスを纏い、変身を終えたラナは、とりわけ成敗する気が満々の様子である。
偉大なる王女として気品を、この時ばかりと溢れさせ、優雅な身のこなしで赤絨毯を進む。
たっぷり十秒ほどかけて端まで歩くと、足を止め、辺りをゆっくりと見回した。
男たちは、なにが起きたのかわからずにポカンとしていたり、驚き固まっている者もいる。
この場にいる全員の視線が集中する中で、ラナを隣で守るカイザーが、懐から銀のメダルを取り出し、空に掲げた。
松明に照らされた王家の紋章は神々しく輝いて、ファンファーレがやむと、彼が静寂の中に厳しい声を響かせる。
「我らに仇なす者たちよ。薄汚れた目を開いて、この獅子の紋章をしかと確かめよ。このお方は、恐れ多くもアレクサンドル二世国王陛下のご息女、ラナスタシア・ミツクニー・ミトロニア王女殿下であらせられるぞ。頭が高い、控えおろう!」
驚きに呆然としていた男たちが、ハッとした顔をして、次々と慌ててひれ伏していく。
工場の作業員も領主の護衛兵も、イブシゲルも、全員がだ。
難しい顔をした賢者は、なにかを懸念している様子であったが、もう流れを変えられないと気持ちを切り替えたようだ。
皆に遅れること数秒して、懐から銅製のラッパを取り出し、夜空にファンファーレを響かせた。
豪華なティアラとドレスを纏い、変身を終えたラナは、とりわけ成敗する気が満々の様子である。
偉大なる王女として気品を、この時ばかりと溢れさせ、優雅な身のこなしで赤絨毯を進む。
たっぷり十秒ほどかけて端まで歩くと、足を止め、辺りをゆっくりと見回した。
男たちは、なにが起きたのかわからずにポカンとしていたり、驚き固まっている者もいる。
この場にいる全員の視線が集中する中で、ラナを隣で守るカイザーが、懐から銀のメダルを取り出し、空に掲げた。
松明に照らされた王家の紋章は神々しく輝いて、ファンファーレがやむと、彼が静寂の中に厳しい声を響かせる。
「我らに仇なす者たちよ。薄汚れた目を開いて、この獅子の紋章をしかと確かめよ。このお方は、恐れ多くもアレクサンドル二世国王陛下のご息女、ラナスタシア・ミツクニー・ミトロニア王女殿下であらせられるぞ。頭が高い、控えおろう!」
驚きに呆然としていた男たちが、ハッとした顔をして、次々と慌ててひれ伏していく。
工場の作業員も領主の護衛兵も、イブシゲルも、全員がだ。