懲らしめて差し上げますっ!~じゃじゃ馬王女の下克上日記~
赤絨毯の敷かれた謁見室の最奥に、国王専用の豪華な椅子が置かれていて、ラナはそこに座っている。
最後の謁見者が出て行き、扉が閉められたら、ラナは作り笑顔を消して、ぐったりと肘掛けに体重を預けた。
「やっと終わったー。疲れたー。お腹空いたし、眠いし、重たいドレスを脱ぎたいよー」
そんなぼやきに、応えてくれる者はいない。
玉座から三歩ほど離れた壁際に、護衛としてカイザーが控えているのだが、不愉快そうにも見える真顔で口を閉ざし、いつものようなツッコミは入れてくれなかった。
誰かに見られているなら、馴れ馴れしい言動を慎まねばならないが、今は一時的にふたりきりであるというのに。
『女王になったんだから、ダレるんじゃねぇ』というような返しを期待していたラナは、面白くない。
「ねぇカイザー」と声をかけても視線は合わず、「なにかご用ですか?」という、他人行儀な返事をされてしまう。
頬を膨らませた彼女は、今度は独り言のぼやきにされてしまわぬように、「疲れたと言ったの。労ってよ」と話しかける。
すると嫌そうに、顔をしかめられた。
「女王陛下のご活躍には、頭が下がる思いでおります。護衛に関すること以外で助力になれず、誠に申し訳ございません」
最後の謁見者が出て行き、扉が閉められたら、ラナは作り笑顔を消して、ぐったりと肘掛けに体重を預けた。
「やっと終わったー。疲れたー。お腹空いたし、眠いし、重たいドレスを脱ぎたいよー」
そんなぼやきに、応えてくれる者はいない。
玉座から三歩ほど離れた壁際に、護衛としてカイザーが控えているのだが、不愉快そうにも見える真顔で口を閉ざし、いつものようなツッコミは入れてくれなかった。
誰かに見られているなら、馴れ馴れしい言動を慎まねばならないが、今は一時的にふたりきりであるというのに。
『女王になったんだから、ダレるんじゃねぇ』というような返しを期待していたラナは、面白くない。
「ねぇカイザー」と声をかけても視線は合わず、「なにかご用ですか?」という、他人行儀な返事をされてしまう。
頬を膨らませた彼女は、今度は独り言のぼやきにされてしまわぬように、「疲れたと言ったの。労ってよ」と話しかける。
すると嫌そうに、顔をしかめられた。
「女王陛下のご活躍には、頭が下がる思いでおります。護衛に関すること以外で助力になれず、誠に申し訳ございません」