懲らしめて差し上げますっ!~じゃじゃ馬王女の下克上日記~
カイザーは焦りを通り越して、怒りすら湧いているようである。
まるで、自分の心をもてあそばれているように感じたためであろう。
ラナが女王に即位したことで、自分たちの間に高い壁が築かれた気分で傷心し、それでもなお騎士の務めを果たすべく、彼は彼女のそばに仕えている。
それは、心にナイフを刺したまま、働いているようなものだ。
つらくても、これからもそばで守りたい……その気持ちがあったはずなのに、あまりにも気遣いのないラナの言動に、彼は本気で腹を立てていた。
眉間に深い皺を刻んだカイザーをじっと見つめたラナは、おもむろに身を起こす。
食べかけのパイを皿に置いて、優雅に紅茶を飲むと、クスリと笑った。
「私はこれからもカイザーと、ふたりの時間を持ちたいと考えているんだけど、駄目なの?」
その言葉をからかいと受け取ったのか、カイザーの表情はさらに険しいものとなる。
「駄目に決まってんだろ」と吐き捨てるように言った彼は、「俺はーー」と低い声でなにかを言いかけ、口をつぐんでしまった。
まるで、自分の心をもてあそばれているように感じたためであろう。
ラナが女王に即位したことで、自分たちの間に高い壁が築かれた気分で傷心し、それでもなお騎士の務めを果たすべく、彼は彼女のそばに仕えている。
それは、心にナイフを刺したまま、働いているようなものだ。
つらくても、これからもそばで守りたい……その気持ちがあったはずなのに、あまりにも気遣いのないラナの言動に、彼は本気で腹を立てていた。
眉間に深い皺を刻んだカイザーをじっと見つめたラナは、おもむろに身を起こす。
食べかけのパイを皿に置いて、優雅に紅茶を飲むと、クスリと笑った。
「私はこれからもカイザーと、ふたりの時間を持ちたいと考えているんだけど、駄目なの?」
その言葉をからかいと受け取ったのか、カイザーの表情はさらに険しいものとなる。
「駄目に決まってんだろ」と吐き捨てるように言った彼は、「俺はーー」と低い声でなにかを言いかけ、口をつぐんでしまった。