こじれた恋のほどき方~肉食系上司の密かなる献身~
私たちは病院をあとにし、すっかりすっかり遅くなってしまった朝食……というよりブランチをしたあと、少しドライブすることになった。
今日はクリスマスで空気は冷たいけれど良く晴れている。会社も休みだし、天気がいいと気分もあがる。車から窓の外を眺めていると、サンタクロースの格好をした人がプレゼントの代わりに子どもたちに風船を配っているのが見えた。
「正直意外でした」
「なにがだ?」
運転しながら眩しいのかサングラスを片手でかけ、ちらっと横目で私を見る。なぜかその姿にドキリとしてしまい、胸をきゅっと抑えた。
最上さんを婚約者と意識し始めてからというもの、彼の何もかもがかっこよく見えてしょうがない。自分でも馬鹿みたいだと思うけれど、人知れず頬が緩んでしまう。
「てっきり木崎課長をクビにするものだと思ってましたから」
「まぁ、家族を失い昇進試験にも失敗して、それに仕事まで失ったら……って思ったらな。あいつは実家に帰ると言っていたが、田舎に引きこもるにはもったいない男だ」
信号待ちでタブレットをポイと口の中に放り込む。
今日はクリスマスで空気は冷たいけれど良く晴れている。会社も休みだし、天気がいいと気分もあがる。車から窓の外を眺めていると、サンタクロースの格好をした人がプレゼントの代わりに子どもたちに風船を配っているのが見えた。
「正直意外でした」
「なにがだ?」
運転しながら眩しいのかサングラスを片手でかけ、ちらっと横目で私を見る。なぜかその姿にドキリとしてしまい、胸をきゅっと抑えた。
最上さんを婚約者と意識し始めてからというもの、彼の何もかもがかっこよく見えてしょうがない。自分でも馬鹿みたいだと思うけれど、人知れず頬が緩んでしまう。
「てっきり木崎課長をクビにするものだと思ってましたから」
「まぁ、家族を失い昇進試験にも失敗して、それに仕事まで失ったら……って思ったらな。あいつは実家に帰ると言っていたが、田舎に引きこもるにはもったいない男だ」
信号待ちでタブレットをポイと口の中に放り込む。