こじれた恋のほどき方~肉食系上司の密かなる献身~
おぼつかない足取りでタクシーに乗せられたかのか、車が動くたびに身体が揺さぶられて何度もこみあげそうになるものを堪えた。
ああ、なんでここまで酔っぱらっちゃたんだろう……。
きっと悪酔いしたんだ。いつもなら、絶対こんなふうに酔ったりしないのに。
気が付くと、とあるタワーマンションにたどり着き、ここがどこなのかもわからないおぼろげの意識の中、私は最上さんに身体を支えられながらなんとか歩いていた。
「ったく、今日は厄日だな。ほら、そこで横になって休んでろ」
たどり着いたのは、おそらく最上さんの自宅マンションだ。部屋を見渡す余裕もなく、私は寝室に連れて行かれ、そのままベッドに横にさせられた。その反動でクラリと眩暈がする。
「水はいるか?」
「平気です。あの、すみません……ありがとうございました」
首回りがなんだか不快で、無意識に私はブラウスのボタンを少し外した。
ベッドの傍らにあるスタンドライトがぼんやりと最上さんを照らしている。部屋の照明はそれだけだ。最上さんはジャケットを脱いで椅子に掛けると、ネクタイをさっとゆるめた。その仕草がどことなくセクシーで、つい見とれてしまった。本当に黙っていれば、いい男なのに。
ああ、なんでここまで酔っぱらっちゃたんだろう……。
きっと悪酔いしたんだ。いつもなら、絶対こんなふうに酔ったりしないのに。
気が付くと、とあるタワーマンションにたどり着き、ここがどこなのかもわからないおぼろげの意識の中、私は最上さんに身体を支えられながらなんとか歩いていた。
「ったく、今日は厄日だな。ほら、そこで横になって休んでろ」
たどり着いたのは、おそらく最上さんの自宅マンションだ。部屋を見渡す余裕もなく、私は寝室に連れて行かれ、そのままベッドに横にさせられた。その反動でクラリと眩暈がする。
「水はいるか?」
「平気です。あの、すみません……ありがとうございました」
首回りがなんだか不快で、無意識に私はブラウスのボタンを少し外した。
ベッドの傍らにあるスタンドライトがぼんやりと最上さんを照らしている。部屋の照明はそれだけだ。最上さんはジャケットを脱いで椅子に掛けると、ネクタイをさっとゆるめた。その仕草がどことなくセクシーで、つい見とれてしまった。本当に黙っていれば、いい男なのに。