ただのワガママでしょうか。
当たり前だが、動かしても動かしても前には進まない。
握られた手首から、ウエダさんの手が離れることはなく、諦めかけたとき、
持っていたバックから、音楽が流れてきた。
慌てて、藁にも縋るように、携帯を手に取り、電話に出た。
「助けて。お願い助けて」
相手が誰なのかも分からないまま、ウエダさんが離れてくれるのではないか。
そう少しの期待を込めて吐き出した。
「チッツ」
大きめの舌打ちが携帯を当てている反対の耳から聞こえてきた。
それと同時に、ウエダさんは、歩き出した。
「あっウエダさん。雨が降りそうなので、傘持っていきますか?」
アホすぎる私は、わざわざ呼び止めて訳の分からないことを言ってしまった。
変なことを言ってしまったと顔に出ていたからか、バカな女だと思ったからか
眉間にしわを寄せながら
「いらないよ。大事にするなよ」
そう言ってウエダさんは、走りだした。
握られた手首から、ウエダさんの手が離れることはなく、諦めかけたとき、
持っていたバックから、音楽が流れてきた。
慌てて、藁にも縋るように、携帯を手に取り、電話に出た。
「助けて。お願い助けて」
相手が誰なのかも分からないまま、ウエダさんが離れてくれるのではないか。
そう少しの期待を込めて吐き出した。
「チッツ」
大きめの舌打ちが携帯を当てている反対の耳から聞こえてきた。
それと同時に、ウエダさんは、歩き出した。
「あっウエダさん。雨が降りそうなので、傘持っていきますか?」
アホすぎる私は、わざわざ呼び止めて訳の分からないことを言ってしまった。
変なことを言ってしまったと顔に出ていたからか、バカな女だと思ったからか
眉間にしわを寄せながら
「いらないよ。大事にするなよ」
そう言ってウエダさんは、走りだした。