この空を羽ばたく鳥のように。
 


去年の暮れの2021年12月31日、会津に関する書籍を多数出されていた歴史作家の星亮一氏が86歳でお亡くなりになられました。

星氏の書籍は読みやすく、私の本棚の大幅を占めていました。星氏の新しい書籍がもう読めないのかと思うと残念でなりません。ご冥福をお祈りします。


今、毎日のようにテレビなどで報道されるのは、ロシアによるウクライナ侵攻のニュースばかりです。

いつも感じるのは、戦争はごく一部の利己的な人間が起こし、被害をこうむるのは無関係な非戦闘員である一般市民です。始めた人間は一番安全なところにいて戦争を続けるよう指示する。本当に怒りを覚えます。
もちろん指示した人間も負ければ制裁を受けるでしょう。しかしそれはすべてが無に帰したあとです。

武力では何も解決しない。大義名分や正義を掲げれば何をしてもいいわけではありません。
壊すのは簡単です。しかし作りあげていくには、時間もお金もものすごくかかる。
それは人と人との信頼関係だって等しくいえるような気がします。


それでも歴史はくりかえすのですね。
世界中の人々の幸せは、いつ訪れるのでしょうか。





最後に、ここまで小説を書き続けてこられたのも、この物語を読んでくださった読者さまがいてくれたからこそです。本当にありがとうございます。

ただふらりと立ち寄ってくださった方も、あまりにも完結が遅過ぎて読むのをやめてしまった方も、少しでも心の片隅に物語の欠片が残ってくれてたら嬉しいです。


そしてこの物語が、読んでくださった方々に少しでも会津や歴史に興味を持ち、日常にある幸せや平和への感謝を感じるきっかけになれたら幸いです。



あの激動の時代、夢なかばにして亡くなられたすべての方々の御霊が安らかになることを願って。



今後も変わらず、かたつむりのような遅い執筆ですが、また読んでいただけたらありがたいです。







2022.4.16. ていじろう
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