雪の光
次の日、彗の家に向かった。
生きているうちには行けなかった、場所。
初めて見る彗の家は少し古かった。
外で待っていると、真っ赤に充血させた目で茜ちゃんが迎えた。
「……昨日は言えなかったけれど、今日は言わせてもらう」
その目は決意に満ちていた。
私も散々罵倒されることを想定してきたから、平気だと思う。
「……わたし、彗くんに何かあったら言ってねって言ったよね?
なのに、なんで……?
なんで電話の一つもくれなかったの!」
「……ごめ」
「いい!謝罪なんて求めてない!
彗くんはもう帰ってこないの!」
その時私は分かってしまった。
あまりに心が痛すぎてつらい。
きっと茜ちゃんは彗のことが大好きだったんだ。
それも恋人になりたいという願いで。
「あんたなんか、……あんたの方が、死ねばよかったのよ!」
本当にその通りだと思う。
私が死ぬ方が悲しむ人は少ない。