雪の光





「あ、月岡さん。おはよ」


「おはよう、春川くん」


「今日も来る?」


「……迷惑じゃない……?」


もしかしたら、私は人に拒絶されるのが怖いのかもしれない。


「え?だって迷惑だったら誘わないんだけど」


「……そっか」


「そこ納得するところ?

うわー、やっぱり月岡さん面白い」


「そんなに面白い気はしないんだけどなあ」


もやもやした感じで教室に入る。


「待ってるから」


「ありがとう」


教室を見渡すと、まだ千夏は来ていなかった。


少し安心して昨日あまり出来なかった予習課題に取り掛かる。


古典の予習課題は嫌いな人も多いけれど、私は単純に本文を書き写して品詞にチェックをつけるこの作業が割と好きだ。


特に、無心になりたいとき。


「うっわー真面目だね、侑里」


「予習していないだけだよ」


「あたし古典なんて予習したことないからね」


「それで出来るんだからすごいよ」


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