雪の光


「そんなことないと思うけどなあ」


考えているうちにファミレスに到着すると、既に瞬達は来ていた。


「あ、こっちだよ」


「腹減ったー。俺、昼抜いてきたんだよ」


「ごめんごめん」


席に座ると、注文するところから始まった。


「侑里は食べる?」


「大丈夫、食べてきたから」


本当は嘘。


このところ、味の薄いものは少しずつ食べられるようになってはいるけれど、外食は味が濃くてひと口食べるのが限界だ。


「え、なに、瞬と月岡さんってそういう関係だったの?」


「ち、違うし、普通に呼んでるだけだし」


変に返すとここはますます疑われると直感で理解して私は黙るのみ。


待っている間に教材を広げて勉強を始める。


「あーこれどうやって訳せばいいんだ?」


「ばか、辞書見て考えろ」


「分かんねえよ」


「ごめん、月岡さん教えてやって、こいつに」


間宮くんが申し訳なさそうに手を合わせて頼むジェスチャーをする。


「いいよ、間宮くん。

どこが分からないの?」


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