水月夜
少しトゲがある感じの私のセリフ。
それを口にした直後、先輩が笑顔を消して目を見開いた。
なんで無理してるのがわかるんだ、という表情を私に向けている。
隣を歩いてたときに見た顔が我慢をしてる証拠だということはわかるよ。
じっと睨むように見つめる私に、緒方先輩があきらめたようなため息をついて笑った。
「はぁ、ははっ。誰にもバレないようにしようと思ってたのに柏木ちゃんにはバレちゃうんだな。しょうがないか。俺が今日ボーッとしてる理由を教えてあげる」
私の読みは当たっていた。
やつれた顔を見逃さなくてよかった。
ほっと胸を撫でおろす私をよそに、緒方先輩は説明をはじめた。
「じつは大坪さんを異性として見れないって柏木ちゃんと雨宮くんに告げた日から、大坪さんに猛烈にアタックされるようになって。俺は恋愛的な意味で大坪さんを好きじゃないのに、なんで大坪さんが俺に近づいてくるんだって思ったよ」
顔がやつれてたのは、直美からの猛烈なアタックを受けたからなのか。
それを口にした直後、先輩が笑顔を消して目を見開いた。
なんで無理してるのがわかるんだ、という表情を私に向けている。
隣を歩いてたときに見た顔が我慢をしてる証拠だということはわかるよ。
じっと睨むように見つめる私に、緒方先輩があきらめたようなため息をついて笑った。
「はぁ、ははっ。誰にもバレないようにしようと思ってたのに柏木ちゃんにはバレちゃうんだな。しょうがないか。俺が今日ボーッとしてる理由を教えてあげる」
私の読みは当たっていた。
やつれた顔を見逃さなくてよかった。
ほっと胸を撫でおろす私をよそに、緒方先輩は説明をはじめた。
「じつは大坪さんを異性として見れないって柏木ちゃんと雨宮くんに告げた日から、大坪さんに猛烈にアタックされるようになって。俺は恋愛的な意味で大坪さんを好きじゃないのに、なんで大坪さんが俺に近づいてくるんだって思ったよ」
顔がやつれてたのは、直美からの猛烈なアタックを受けたからなのか。