ニセモノ夫婦~契約結婚ですが旦那様から甘く求められています~
言われてみれば、店に来た井原さんの迫力は凄まじかったし言っていることも怖かったけれど、取り立てに来る人はだいたいあんな感じだろうと思っていたから、まさか闇金融だったなんて。颯馬さんがあの場に来てくれていなかったら、私、今頃どうなっていたんだろう。
考えただけで身震いした。
しかし、咄嗟に頭に閃きがあった。
「でも、それなら弁護士さんに相談すれば、返済しなくてもよかったんじゃないですか?」
いつか、テレビで見た。店の後片付けをしながらだったからよく覚えてはないけれど、たしか違法な取り立てや貸付を行う闇金融は、場合によれば利息分や元金にも返済義務がない言っていた気がする。
あれ? でも、颯馬さん。それがわかっていたならどうしてあのとき……。
思いを巡らせていた私は、颯馬さんに視線を送った。
「それじゃ、ここは守れなかっただろ」
――えっ?
颯馬さんは、そう言って困り果てたように眉を寄せた。
考えただけで身震いした。
しかし、咄嗟に頭に閃きがあった。
「でも、それなら弁護士さんに相談すれば、返済しなくてもよかったんじゃないですか?」
いつか、テレビで見た。店の後片付けをしながらだったからよく覚えてはないけれど、たしか違法な取り立てや貸付を行う闇金融は、場合によれば利息分や元金にも返済義務がない言っていた気がする。
あれ? でも、颯馬さん。それがわかっていたならどうしてあのとき……。
思いを巡らせていた私は、颯馬さんに視線を送った。
「それじゃ、ここは守れなかっただろ」
――えっ?
颯馬さんは、そう言って困り果てたように眉を寄せた。