僕の事飼いならしてよ
陸君は、私に小さく手を振りながら、校庭へと歩いて行った。

1,000m走は、午後の2時から行われる。

それまでは、100mとか400m走とか、リレーが行われる。


「頑張れー!」

私もクラスの子達と一緒に、受け持ちのクラスを応援した。

さすが、足の速い子が出ているだけあって、リレーでは1位を取った。

そして、いよいよ1,000m走の番になった。

「1,000m走って、誰が出るんだっけ?」

「ええ?宮本君?」

「大丈夫なの?」

クラスの子達、特に女子達は、宮本君が1,000m走に出る事に、今更驚いている。

「途中で、倒れちゃったりして。」

「有り得る。」


よく、言ってくれるよ。

ホームルームの時に、無理やり決めたくせに。


「そんな事言わないで、みんなで宮本君を、応援しましょう。」
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