僕の事飼いならしてよ
「はーい。」

そして、1,000m走のスタートが切られた。

陸君は、一生懸命走っているけれど、どんどん追い越されていく。

「あーあ。」

「これで、優勝決まるかもしれないのに。」

クラスの女子達は、早速応援する気を無くしている。


「宮本君、頑張れ!」

こうなったら、私だけでも、応援するわよ!

陸君は、一瞬こっちを見ると、少しだけスパートをかけた。

「おっ!委員長が一人抜かした。」

誰かが、宮本君を指さした。

「本当だ!頑張れー!」

他の女子も、応援し始めた。

でも、陸君はもうヘロヘロ。

結局、ビリから2番目で、ゴールした。


「はぁはぁはぁ……」

陸君は走り終わると、大の字になって、転がった。

「やっぱり委員長には、無理だったか。」
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