僕の事飼いならしてよ
体育祭で目立たなかった陸君だが、次の期末試験では、本領を発揮した。

全教科で、学年10位以内、5教科では学年で3位に入った。


いつもの待ち合わせである、校舎の裏側に私が来た時、陸君はピースサインをしていた。

「さすがね。」

「まあ、当然と言えば当然だけど。」

いつものツンツン陸君に、戻っていた。


こんな陸君は、嫌いじゃない。

ちょっと生意気に見えるけれど、それが陸君らしくて、私には可愛く思えるのだ。

「そうだ。晴花さん、ご褒美ちょうだいよ。」

陸君はそう言うと、私にすり寄ってきた。

「何がいい?」

「キスがいいって言うんだったら、それで勘弁してあげるけどね。」

私は、陸君のほっぺに、チュッとキスをした。

「もう。足りないってば。」
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