僕の事飼いならしてよ
「僕が好きだからって、言いなよ。」

至近距離でのこのセリフ。

胸がバクバク言っている。


好きって、ここで言うの?


「はぁ。そんな困った顔するなんて、反則。」

陸君は、起き上がった。

「ちょうどベッドの上だし?誰もいないし?」

「えっ……」

ほんのり顔を赤くして、また反対側を向いた陸君。

「襲いたくなるじゃないか。」


つられて、私も顔が赤くなる。

「ばっかじゃないの!?」

私は繋いでいた手を放した。

「はあ?じゃあ、自分はどうなんだよ。」

「こんなところで、抱かれたいなんて、思いません!」

二人でムスッとしながら、見つめ合った。


「……そんな事、言うなよ。」

切ない声。

まだ高校生なのに、そんな声出すなんて。

「まるで僕の事、彼氏として見てないみたいだろ。」
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