僕の事飼いならしてよ
そうだ。

ウチの学校、こういう体育5の奴が、全ての競技に出られないように、制限をかけてるんだっけ。

「本当に大丈夫ですから。先生、安心してください。」

そんな青白い顔で、言われても信ぴょう性がない。

「よく言った、宮本!」

そしてまた佐々木君に叩かれ、陸君はよろけている。


ああ、なんだか胸が潰れそうになる。


「宮本君。お昼は、食べた?」

「食べてないっす。」

その時、宮本君のお腹が、グゥーッと鳴った。

「何か食べておいた方がいいんじゃない?」

「いや、気持ち悪いんで。」

緊張のしすぎか、本当に吐きそうな顔をしている。

私は、手提げからおにぎりを出した。

「はい。これなら、食べられるでしょ。」

すると、陸君は赤い顔をしている。
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