好きだから傷付ける
雅來「だから、真由には
滝川の気持ち痛いほど分かると思う。
あいつは信用していい奴だよ。」
鬼藤くんの昔話も
瀧澤さんの昔話も
真由さんの昔話も同時に知れて
皆の事を昨日よりももっと知れて
嬉しくなった。
私の中学時代の話なんて
誰にも話す事はないと思ってたけど
鬼藤くんは話してくれた。
だから、話したいと思った。
いや、話さなければならなかった。
初めてだった、こんな気持ちは。
美空「中学1年生の頃からね
ずっといじめられてた子がいたんだ。
シューズを隠されたり
机がなかったり皆に無視されたり
初めはその程度だったんだけど
いつの頃からかその子は
顔を傷を作るようになった。
女の子なのに毎日怪我して登校する
その子の事を放っておけなくて
おはよう。一緒に学校行こうって
私は言った。それから、その子と
一緒にいるようになってその子は
いじめられなくなったけど
今度は私がいじめられた。
これは私の弱さなんだ。」