好きだから傷付ける

鬼藤くんと結婚したら
こうやって家事を分担して...って
何、考えてるんだろう。

結婚なんてまだまだ先の話。
そもそも、いつまで鬼藤くんと
一緒に居られるのかも分からないのに。

いつまで、居られるのかな?
私と鬼藤くんは。

鬼藤くんを嫌いになる日は
来るのかな?
それとも、鬼藤くんが
私の事を嫌いになる日が
来るのかな?

洗い物をする後ろ姿でさえも
愛おしいと思ってしまう私には
そんな日は訪れないような気がした。

美空「鬼藤くん。
...嫌いにならないでね。」
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