好きだから傷付ける

だけど、鬼藤くんに同情される
筋合いなんてない。
私の気持ちは鬼藤くんには分からないし
鬼藤くんの気持ちも私には分からない。

違うから。私と鬼藤くんとは。
何もかもが違う。

雅來「それで滝川は楽しいのか?」

美空「鬼藤くんには関係ないよ。」

雅來「俺、明日から毎日
学校行くから。
滝川、俺と友達になろう。」

美空「え?」

雅來「一緒に昼飯食おう。」

そう思うのに、不思議と
その言葉が嬉しいと思った。
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