好きだから傷付ける
樹「美空ー!起きろー!」
美空「んん。後、5分。」
樹「迎えに来てるぞー!」
美空「んん、誰が?」
樹「昨日の鬼藤くん。」
は?鬼藤くん?
何で?え?家まで?
私は慌てて学校へ行く
準備を済ませ玄関まで走った。
樹「美空、弁当は?」
美空「作ってる暇ない!
いっくん、いってきます!」
ーガチャ
雅來「おはよう、滝川。」
美空「何で?」
雅來「足、まだ痛むかと思って。
荷物貸して。なんならおぶってくけど。」
鬼藤くんは私の荷物を
手に持つと学校へ向かって
歩き始めた。