好きだから傷付ける

雅來「送るよ。」

美空「でもバイトでしょ?
いいよ、私の事は。
1人で帰れるから平気。」

雅來「言っただろ?
俺が滝川を守るって。
守らせてくれよ。」

鬼藤くんは優しい私の肩を
抱くと尋ねた。

雅來「おぶるか?」

美空「ううん。」

断る私を寂しそうに見つめた後
手を握った。

雅來「じゃあ、こうしよう。」

美空「うん。」

やっぱり私の隣には
鬼藤くんが必要だ。

心細かった帰り道が
一瞬にして幸せな帰り道になった。
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