好きだから傷付ける
私の家の前に着くと
鬼藤くんは制服の襟を整えた。
ふぅと短く息を吐くと
もう一度、私の手を握った。
ーガチャ
美空「ただいま。」
樹「美空。その怪我...」
雅來「すみませんでした!
俺がちゃんと美空の事を
送っていれば危険な目に
遭わせる事もなかったのに。
本当にすみませんでした!」
美空「違うの、いっくん。
鬼藤くんは...」
樹「とりあえず上がって。」
私と鬼藤くんがリビングの
ソファに座るといっくんは
お茶を淹れてくれた。