好きだから傷付ける
樹「それで、何があった?」
美空「2人で一緒に勉強してて
鬼藤くん、今日バイトだから
別々で帰る事になって
1人で帰ってたら男の人に絡まれたの。
私が相手の人の事、怒らせちゃって
殴られそうになった所を鬼藤くんが
助けてくれたの。鬼藤くんは悪くない。
悪いのは私だよ。私が弱いから
いけないんだよ。」
いっくんは私の方を見る事もせず
鬼藤くんの事ばかり見つめていた。
樹「前に君は美空の事を
守るって言ったけど
君の守り方は本当に合ってるの?」
雅來「守り方...ですか?」
樹「美空の為に戦う。
聞こえはいいけど、それって
リスクがあるとは思わない?
その場面では美空の事を
守れたとしても、二度と美空に
危険が及ぶリスクまでは
なくならない。守るって
戦う事だけじゃないと思うけど。」