好きだから傷付ける
いっくんの事は大切。
今まで、私の事を守ってくれたのは
他の誰でもない。いっくんだ。
でも、今の私にとっては
いっくんよりも鬼藤くんの方が大切だ。
美空「鬼藤くんの事、責めないでよ!
私はもう高校生だよ?
子供じゃないんだよ?
お父さんに頼まれて親代わりやってる
いっくんにとやかく言われる
筋合いないよ!口出ししないで!
いっくんの事なんか大嫌い!
鬼藤くん。行こう!」
鬼藤くんの腕を掴み
歩き出そうとする私の事を
鬼藤くんは止めた。
雅來「樹さんの言葉受け止めました。
考えてみます。俺なりに。
その答えが出たらまたここに
来てもいいですか?」
樹「...ああ。」
雅來「だから滝川の事
責めないでやって下さい。
悪いのは俺ですから。
滝川の事を先に好きになったのは
俺ですから。さっきの言葉も
忘れて下さい。」
そして、立ち上がり
もう一度いっくんに頭を下げた。
雅來「今日は帰ります。
滝川。大嫌いだなんて
思ってもない言葉、言うなよ。
お前は樹さんに守られて来たんだろ。
恩を仇で返すようなマネするんじゃねぇ。」