好きだから傷付ける
美空「LOVE...。」
雅來「どうした?滝川。」
美空「私、鬼藤くんの為なら死んでもいい。」
いつか、いっくんに聞いたその言葉を
使う日がやってくるとは思っていなかった。
大袈裟なって思ってたけど
今の私にはその気持ちが痛いくらい分かる。
雅來「俺はごめんだ。
俺の為に滝川が死ぬなんて。
滝川が死んだら俺の生きる意味が
なくなるだろ。」
美空「そうだね。私も嫌だ。
鬼藤くんとはずっと一緒にいたい。」
良かったなって思った。
怪我はしたけど、いっくんに
反対されたけど、そのおかげで
私は鬼藤くんの気持ちを
知る事が出来た。
愛情を感じる事が出来た。
嬉しい言葉まで貰った。
喧嘩したり、壁を乗り越える事で
分かる気持ちだったり
愛情だったりがある事も知った。
この人なら大丈夫だと思った。
鬼藤くんなら私の事を
守り愛し抜いてくれると。
翌日から、駅で待ち合わせ登校した。
変わった事といえばそれくらいだ。
他は何も変わらない。
相変わらず鬼藤くんは優しいし
目立った喧嘩もしていないし
私と木島くんとずっと一緒にいた。