俺の女に触るな!
トモは私のパーカーのフードを掴んで私を引き起こした。何でそこ掴んで引っ張るかなー?吊り上げられるように立ち上がった私はまだ足が震えていた。よろめき、トモに寄りかかる。トモはびくともしなかった。
「大丈夫かよ」
トモのぶっきらぼうな声。でも、さっきみたいに怖い声じゃなかった。
「うん、でも」
「ん?」
「何だよ、俺の女って。どーゆー意味?」
これは照れ隠し。私はまだ震えてて涙目になってる。それはトモもきっと知ってる。恥ずかしいのと、のと、……嬉しかったから、それは、それだけはまだ悟られたくなくって、無理矢理の強気。