キンダーガーテン四 ~私の居場所に~
「だったら、航君が辞めて!!
海晴ちゃんが航君を見たくないなら………
航君が辞めてよぅ~
ヒッ…………ヒック……………。
お願い…………海晴ちゃんを…………苦しめないで……………」
それだけ言うのがやっとで……
後は先生に泣き崩れた。
酷いことを言った。
私が辛い時………あんなに支えてくれる航君に。
でも………
海晴ちゃんより大切なものはない。
前に、彩ちゃんのことで身を引こうと本気で思った時と同じ。
四人は…………
私にとって、先生と天秤にかけてしまう程
大切な存在なの。
泣きじゃくる唯を引き寄せて
先生が静かに、航君に話して聞かせる。
「ウチの奥さん、怒らせたら怖いよ。
たぶん、誰も勝ち目ないからね。
なんたって、次期副園長先生が『航君、クビ!』だよ。
俺だって言えないけどね。
唯ちゃんの思いは本気だよ…………。
海晴ちゃんを死ぬ気で守るからね。
航も、大切なら逃げなで頑張れ。
俺がしたみたいに、殴られる覚悟で行け。」
先生の言葉に…………
「はい!」と力強い声が返ってきた。
もう、大丈夫。
海晴ちゃん、待っててね。
海晴ちゃんが航君を見たくないなら………
航君が辞めてよぅ~
ヒッ…………ヒック……………。
お願い…………海晴ちゃんを…………苦しめないで……………」
それだけ言うのがやっとで……
後は先生に泣き崩れた。
酷いことを言った。
私が辛い時………あんなに支えてくれる航君に。
でも………
海晴ちゃんより大切なものはない。
前に、彩ちゃんのことで身を引こうと本気で思った時と同じ。
四人は…………
私にとって、先生と天秤にかけてしまう程
大切な存在なの。
泣きじゃくる唯を引き寄せて
先生が静かに、航君に話して聞かせる。
「ウチの奥さん、怒らせたら怖いよ。
たぶん、誰も勝ち目ないからね。
なんたって、次期副園長先生が『航君、クビ!』だよ。
俺だって言えないけどね。
唯ちゃんの思いは本気だよ…………。
海晴ちゃんを死ぬ気で守るからね。
航も、大切なら逃げなで頑張れ。
俺がしたみたいに、殴られる覚悟で行け。」
先生の言葉に…………
「はい!」と力強い声が返ってきた。
もう、大丈夫。
海晴ちゃん、待っててね。