キミに降る雪を、僕はすべて溶かす
一緒に行けたら。
目の前に雄々しく立つ、その胸に飛び込んだら。純粋に愛してもらえる。
責任でも義務でもなく。妹じゃなく、一人の女として。
求められる分、求めていい。自由に。羽根を広げて。
あたしは無意識に左手を、もう片方できゅっと握り締めてた。薬指に嵌まったリングの感触を掌に感じ、俯かせた視線を歪ませた。
あたしはそれでも。
ミチルさんの鳥籠に繋がれるのを、望んでる。から。
心臓が軋む音が小さく聴こえてた。締め付けられて、喘ぎたくなる。それを置きやって、無理やり口を開きかける。
「・・・・・・淳人、さ」
「俺は極道者だ。・・・だがその前に、一人の男として真っ当にお前を幸せにする。志室の為にじゃない。俺が、惚れた女にそうしてやりたいだけだ」
惚れた女。
幸せに。
強くて深い声の一言一言が、胸にめり込んでく。
どうせなら。最初から一気に息の根を止めて、連れ去って欲しかった。
お構いなしに有無を言わせないで。・・・そうして欲しかった。
目の前に雄々しく立つ、その胸に飛び込んだら。純粋に愛してもらえる。
責任でも義務でもなく。妹じゃなく、一人の女として。
求められる分、求めていい。自由に。羽根を広げて。
あたしは無意識に左手を、もう片方できゅっと握り締めてた。薬指に嵌まったリングの感触を掌に感じ、俯かせた視線を歪ませた。
あたしはそれでも。
ミチルさんの鳥籠に繋がれるのを、望んでる。から。
心臓が軋む音が小さく聴こえてた。締め付けられて、喘ぎたくなる。それを置きやって、無理やり口を開きかける。
「・・・・・・淳人、さ」
「俺は極道者だ。・・・だがその前に、一人の男として真っ当にお前を幸せにする。志室の為にじゃない。俺が、惚れた女にそうしてやりたいだけだ」
惚れた女。
幸せに。
強くて深い声の一言一言が、胸にめり込んでく。
どうせなら。最初から一気に息の根を止めて、連れ去って欲しかった。
お構いなしに有無を言わせないで。・・・そうして欲しかった。