キミに降る雪を、僕はすべて溶かす
このままじゃ。
あたしは淳人さんの胸元から逃れようと、必死に藻掻く。
二人が壊れる。

お兄ちゃん、どうしたら・・・っっ。
無我夢中で叫んだ。 

「淳人さんっ、お願い聴いて・・・! お兄ちゃんの代わりでも、ただの妹でも、ミチルさんの傍にいられればいいって思ってるのはあたしなの! ミチルさんが居てくれたから、お兄ちゃんがいなくなっても生きてこれた・・・っ。これからもっ、あたしはミチルさんがいないと、生きていけないっっ」

あたしこそが、彼を必要としてる。
同じものを返して欲しいなんて、言わない。
理由なんてどれでもいい。

『りっちゃん』

あの優しい声さえあれば・・・!

「それで、いいの・・・っっ」
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