キミに降る雪を、僕はすべて溶かす
「・・・帰ろう。家に」
口の端に仄かな笑みを滲ませて言う、眼差しの奥が。儚そうに揺れて見えた。
・・・さっきまでの気配は無い、ここにいるミチルさんはもしかしたら。
“開かずの扉”の向こうの、あたしが知らなかった菅谷満かも知れない。
子供の頃からシアワセな片恋をしてた、王子様の彼とは違うかも知れない。
淳人さんがこうまで、ミチルさんから引き離そうとするのは。あたしがまだ知らない真実(なにか)があるから・・・・・・?
少し、怖い。踏み出して、その先が奈落の底だったら。・・・なんて、今まで考えたことも無かった。
ミチルさんと目が合った。そんな躊躇いにも似た迷いを、たぶん見抜かれてた。綺麗な貌が少し歪み、黙ったまま悲しそうに微笑んだ。
りっちゃんが選んで。
・・・・・・そう、委ねられた気がした。
何をどう信じて。
誰の手を取るかを。
口の端に仄かな笑みを滲ませて言う、眼差しの奥が。儚そうに揺れて見えた。
・・・さっきまでの気配は無い、ここにいるミチルさんはもしかしたら。
“開かずの扉”の向こうの、あたしが知らなかった菅谷満かも知れない。
子供の頃からシアワセな片恋をしてた、王子様の彼とは違うかも知れない。
淳人さんがこうまで、ミチルさんから引き離そうとするのは。あたしがまだ知らない真実(なにか)があるから・・・・・・?
少し、怖い。踏み出して、その先が奈落の底だったら。・・・なんて、今まで考えたことも無かった。
ミチルさんと目が合った。そんな躊躇いにも似た迷いを、たぶん見抜かれてた。綺麗な貌が少し歪み、黙ったまま悲しそうに微笑んだ。
りっちゃんが選んで。
・・・・・・そう、委ねられた気がした。
何をどう信じて。
誰の手を取るかを。