キミに降る雪を、僕はすべて溶かす
ミチルさんがあたしに隠してること・・・?



目の前にまた。開かずの扉。・・・鎮座する、大きくて真っ白な扉を。
息を詰めて、じっと見つめる。

手を伸ばしたら。押し開いたら。その向こうに何があるの。

あたしは見つめたまま。動かない。



淳人さんが嘘を吐いても意味がない。
まして嘘なら。ミチルさんが黙ってるわけもない。
だけど。
ミチルさんの声は聴こえない。
だから。
淳人さんの言うことは真実。



扉の前で。


あたしはただ。立ち尽くしてる。
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