12月の春、白い桜が降る。
「冬郷くん。」
「はい。」


「好きです。付き合って下さい。」


彼女の告白はまたもや突然だった。
今日彼女はここに来てから突然なことばかり口にする。

僕の心臓は間違いなく鼓動のスピードをあげていた。

「それじゃ、また明日も来るね。返事、別にすぐじゃなくていいから」

彼女はそう言うと、残り少しのカルピスをくいっと飲み干し、
コップを置いたままそそくさと帰ってしまった。
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