やさしくしないで ~なぜか、私。有能な上司に狙われてます~
『町田課長のおごり』営業にも噂が広まって、私の送別会には、なぜか営業からの出席者が多くなった。
中には、知らない顔も混じっている。
私は、それでよかったと思う。
課長と4人で送別会なんてことになったら、どんな顔していればいいのか分からない。だから、これでよかったのだ。
「なんか、悪いことしたね」
早紀先輩が、ビールを持って真っ先に私のところに来てくれた。
ビールを注ごうとしてくれた先輩に、最近胃の調子がおかしいから飲めませんと断った。
身体は回復したはずなのに、風を引いたみたいに体調がすぐれない。
ウーロン茶を手に持って、先輩に応える。
早紀先輩がすまなそうに見つめて来る。
早紀先輩って、言葉は素っ気ないけど、その分周りの人のことよく見てくれてる。
一番頼ったのも、早紀先輩だった。
「開発は大変だって聞くけど。無理しないでね」
「はい」
だめだ。先輩の顔を見てると涙ぐんでしまう。
色々んなことを思い出して、感情があふれるように湧き出してくる。
先輩にすがり付いて泣きたい。
早紀先輩もそれが分かってるから、こうして心配してくれるんだ。
「いいんです。いつかは、こういう結果になるのは見えてましたから。
私、課長に合ってないんです。彼の前でぼろを出すに決まってますから」泣きたいのをこらえて、答える。
こんなところで泣いてはいけない。
「ぼろって、付き合ってるんだから、相手の前で失敗することくらい当たり前じゃない」
「そうですけど……」
とうとう私は、早紀先輩の顔を見られなくなった。
「開発課に行ったら、新しい人見つけなさい」優しく肩を抱かれて慰められた。
中には、知らない顔も混じっている。
私は、それでよかったと思う。
課長と4人で送別会なんてことになったら、どんな顔していればいいのか分からない。だから、これでよかったのだ。
「なんか、悪いことしたね」
早紀先輩が、ビールを持って真っ先に私のところに来てくれた。
ビールを注ごうとしてくれた先輩に、最近胃の調子がおかしいから飲めませんと断った。
身体は回復したはずなのに、風を引いたみたいに体調がすぐれない。
ウーロン茶を手に持って、先輩に応える。
早紀先輩がすまなそうに見つめて来る。
早紀先輩って、言葉は素っ気ないけど、その分周りの人のことよく見てくれてる。
一番頼ったのも、早紀先輩だった。
「開発は大変だって聞くけど。無理しないでね」
「はい」
だめだ。先輩の顔を見てると涙ぐんでしまう。
色々んなことを思い出して、感情があふれるように湧き出してくる。
先輩にすがり付いて泣きたい。
早紀先輩もそれが分かってるから、こうして心配してくれるんだ。
「いいんです。いつかは、こういう結果になるのは見えてましたから。
私、課長に合ってないんです。彼の前でぼろを出すに決まってますから」泣きたいのをこらえて、答える。
こんなところで泣いてはいけない。
「ぼろって、付き合ってるんだから、相手の前で失敗することくらい当たり前じゃない」
「そうですけど……」
とうとう私は、早紀先輩の顔を見られなくなった。
「開発課に行ったら、新しい人見つけなさい」優しく肩を抱かれて慰められた。