旦那様は溺愛暴君!? 偽装結婚なのに、イチャイチャしすぎです
今日は私も外回りはなく、事務作業と営業部全体でのミーティングを終えあっという間に昼休みの時間を迎えた。
午後は取引先への電話連絡しておかなきゃ……その前にとりあえずごはん行こう。
今朝コンビニで買ってきておいたパンふたつとお茶を手に席を立つと、ちょうどこちらへやってきた男性社員に声をかけられた。
「桐島さん、今からお昼?よかったら一緒にどう?」
「すみません、ちょっと予定が」
申し訳なさそうに眉を下げやんわりと断ると、足早に部屋を出る。
ごめんなさい。本当は予定なんてないけれど、お昼くらいはひとりで過ごしたい。
なぜなら、午後の仕事も乗り切るためにお昼は涼宮くんに浸りたいから……!!
機嫌よくひとりやってきたのは、自分たちが普段いるオフィスフロアのひとつ上の階。
ここは商品倉庫が主になっており、業務時間以外はあまり人が近づかない所だ。
そのフロアの端にある、小さな資料室。
そこに入ると私は今日もよく日の当たる窓際で、段ボールに腰をおろし食事をはじめた。
もちろん、手元のスマートフォンでは涼宮くんの動画を流しながら。
普段は外回りがてら外食が多いから人目は気にならないけれど、オフィスにいるとどうしても気になる。
もちろん、人前で涼宮くんの動画はおろか画像すら見ることはできないし。
どうしたものかと悩んだ末、たまたま見つけたのがこの資料室の一角だった。