旦那様は溺愛暴君!? 偽装結婚なのに、イチャイチャしすぎです
ひと気はないし、埃っぽさもないし、こうして晴れた日にはよく日も当たって絶好のお昼スポットだ。
あぁ、これで午後も頑張れるよ涼宮くん……!
画面の中の彼を見て、「んふふ」とつい声を漏らしながら表情を緩ませる。
それにしても、今日はいい天気だなぁ。
日差しもあたたかいし、昨日寝不足なせいもあって余計眠くなってしまう。
少しくらいなら昼寝しても大丈夫かな。
どうせ誰もこないし、午後の仕事の時間に間に合えば……。
すっかり気を緩ませ、まぶたが重くなりうとうととしてしまう。
本当は、ありのままの自分でいれたらラクだろうと思う。
だけど、こんな自分を誰も受け入れてくれないこともわかっている。
嫌われたくない、否定されたくない。
そんな気持ちが、『完璧でさえいれば大丈夫』と見栄を作っていく。
……でも、疲れちゃうよ。
こんな自分を受け入れてくれる人といたいと、望んでしまう。
その時、ふとなにかが頬に触れた気がした。
「ん……」
かすかなくすぐったさにそっと目を開くと、目の前にはこちらを覗き込む茶色い瞳の彼、津ヶ谷さんの顔があった。
「ふぇ……へ!?つ、津ヶ谷さん!?」
驚き飛び起きると、そんな私の反応を見て彼はおかしそうに笑う。