溺甘系朧咲夜【完】
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「――という訳で、お見合いの話があるのは本当なんだって」
「あー、流夜さんなら見た目だけでもインパクトあるから目ぇつけられるよな」
「咲桜が突撃する心配はあたしも一瞬しちゃった……」
放課後、龍生さんのお店《白》で、今日の報告を笑満と頼にしていた。
学校内では話しにくいから。あと、学校からの帰り道の途中にお店もあるし。
「なんだ、娘(じょう)ちゃん。流夜が何かやらかしたのか?」
私と笑満に紅茶、頼にコーヒーを淹れてくれてカウンター越しに渡してくれた龍生さんが、顔をしかめている。
店内のお客さんは卓席の方にいて、カウンターを使っているのは私たちだけだ(そして紅茶とコーヒーは毎週日曜と時々土曜のお手伝いの報酬で飲み放題のやつだ)。
「いえ、どっちかって言うとやらかしたのは私の方で……」
当然ですが、いちゃついていたことは報告出来ません。
「娘ちゃんがいいんならいいが……流夜がシメられたくなかったら、そういう話は在義には知られねえこったな」
やっぱりシメられてるのは日常なんだ……。
「笑満、遙音は?」