好きの代わりにサヨナラを【蒼編】《完》
「なんで……」

全国的に有名な週刊誌の記者が、なんで俺の家の前に立っているのだろう。

不思議に思った次の瞬間、さっき立ち読みした記事を思い出した。



まさか、ほのかのことか……?



「snow mistのほのかさんとは、どういったお知り合いですか?」

『どういったお知り合い』とか聞かなくても、俺がほのかと知り合いだと思ったから、わざわざ東京から来たのだろう。

相手は何らの情報を持っていて、それを確認しにきたのではないか。

警戒心をあらわにする俺に、男は気持ち悪くなるほどの作り笑いを浮かべていた。
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