好きの代わりにサヨナラを【蒼編】《完》
勝手に家の中に入ってくることもないと思うが、俺はドアを閉めるとすぐに鍵をかけた。



俺は、どうすればいい……?

記者の質問に答えずに逃げたということは、ほのかと付き合っていると肯定したことになってしまうのだろうか。



もっとはっきり否定しておけばよかったが、俺は突然の訪問に動揺してしまった。

美憂の記事みたいに、さっきの写真があの週刊誌に載ってしまうのか。



これは、大変なことになってしまう。

すぐあいつに知らせたほうがいいのか。

俺は家に帰ったらゆっくり読み返そうと思っていた雑誌を袋に入れたままテーブルに置き、スマホを手に取った。
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