好きの代わりにサヨナラを【蒼編】《完》
結局、事務所の番号ではなく、ほのかが暮らしている事務所の寮の番号だったらしい。

寮の管理人の女性につながってしまったが、そこから事務所に話を回してもらった。



悪質なイタズラ電話と勘違いされるかと思ったが、すぐにsnow mistのマネージャーを名乗る男から折り返し電話があった。

向こうにも、何らかの情報が回っていたのだろうか。



俺の元に週刊誌の記者が来た話は、信じてもらえたようだ。

そこまではよかったが、後は質問攻めにあってしまった。



「どうして寮の電話番号を知っているのか」から始まり、

「ほのかとは、どういう関係なのか」

「今はもう付き合っていないのか」

「彼女と連絡を取りあっているのか」

「ほのかのプライベートな写真は持っていないか」

しまいには、「俺が週刊誌に情報を売ったのではないか」



最後の質問には、心底腹が立ってしまった。

俺が週刊誌にほのかを売り渡すはずがない。

彼女とキスをするプリクラや、生まれたままの姿で眠るほのかの写真など持っているはずがない。



ほのかのためを思って善意で連絡したのに、俺は犯人扱いされてしまった。
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