好きの代わりにサヨナラを【蒼編】《完》
現役アイドルが、男と付き合うことはできない。

それくらいは、芸能界に詳しくない俺でも考えればすぐにわかることだ。

ほのかがアイドルになるということは、俺と付き合うことができなくなるということだ。



どうして、そんな単純なことに気がつかなかったのだろう。

ほのかは、俺の手の届かない存在になってしまった。



彼女と幼なじみとして過ごした日々も、忘れなければならなくなってしまった。



俺はスマホを手に取り、オーディションに送ったほのかの写真を開いた。
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