エリート副操縦士と愛され独占契約
人懐っこいウィンクと共にさらっと誘われて、私の心臓が一瞬跳ね上がった。
とはいえ、こうして仕事の終わりに偶然会って、食事やお酒に誘われたことは、入社以来七年間で数回ある。
親しい同期同士のわりに、頻度は少ないかもしれないけど、私というより、水無瀬君の方に勤務上の制約が多いのが理由だ。
スタンバイというのは、他の副操縦士に欠勤が出た場合、代わりに乗務する待機要員のこと。
そして、乗務する可能性がある以上、その十二時間前から飲酒禁止の規則になっている。
水無瀬君のスタンバイが夕方からなら、彼の言う通り、お酒も少しなら応じて大丈夫だ。
私も明日から二連休だし……。
「うん。いいよ」
水無瀬君と一緒に飲むの、久しぶりだな。
そんなことを考えて顔を綻ばせた私に、水無瀬君も「やった」と嬉しそうに目を細める。
彼の少年っぽい反応にも、無自覚のうちにドキッとしてしまう。
「急いで終わらせてくる。LINE入れるから、時間潰して待ってて」
「うん」
私が頷くのを確認すると、水無瀬君は「じゃ」と短い挨拶を残し、オフィスビルの方向に急いでいった。
とはいえ、こうして仕事の終わりに偶然会って、食事やお酒に誘われたことは、入社以来七年間で数回ある。
親しい同期同士のわりに、頻度は少ないかもしれないけど、私というより、水無瀬君の方に勤務上の制約が多いのが理由だ。
スタンバイというのは、他の副操縦士に欠勤が出た場合、代わりに乗務する待機要員のこと。
そして、乗務する可能性がある以上、その十二時間前から飲酒禁止の規則になっている。
水無瀬君のスタンバイが夕方からなら、彼の言う通り、お酒も少しなら応じて大丈夫だ。
私も明日から二連休だし……。
「うん。いいよ」
水無瀬君と一緒に飲むの、久しぶりだな。
そんなことを考えて顔を綻ばせた私に、水無瀬君も「やった」と嬉しそうに目を細める。
彼の少年っぽい反応にも、無自覚のうちにドキッとしてしまう。
「急いで終わらせてくる。LINE入れるから、時間潰して待ってて」
「うん」
私が頷くのを確認すると、水無瀬君は「じゃ」と短い挨拶を残し、オフィスビルの方向に急いでいった。