大江戸シンデレラ
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そして、数日後……

広次郎から言伝(ことづて)を命じられた、上條家の中間(ちゅうげん)がやってきた。

これから、言葉をはじめとする武家での作法を美鶴に教える相手は、島村の家の向かいに居を構える御隠居・千葉(ちば) 平兵衛(へいべえ)後妻(のちぞえ)だと告げられる。


「……そうか、あの御婆(おばば)さまがのう……」

脇に座して聞いていた多喜が、満足げに(わら)った。

「しからば、何処(どこ)に出ても恥ずかしゅうないよう、さぞかしそなたを躾けてくれようぞ」

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