停留所で一休み
そりゃあ、結婚宣言したのに、あんな事になったら、和希ちゃんをこんな場所に、いさせたくないもんね。

「……悪かったね。」

私も吊られて、ムスッとする。

「俺じゃなくて、和希に言え。」

そう言って克己は、また毛布にくるまれながら、横になった。


あっ、そう!

私は心の中でそう叫ぶと、居間を離れた。

そんな時に限って、喉が渇いて台所へ向かう。

冷蔵庫を開けて、中にあったお茶をぐびぐび飲んだ。


- もういい -


あいつのセリフが、頭の中で行ったり来たりしている。

一体自分は、何をやってるんだろう。

今までは自分が、みんなの一番先を、走っているのだと思っていた。
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