前略、さよなら


それから私は努力した。


部活と登校と下校は
しょうがないとして

他は女子と一緒にいるようにした。


私はフツーでありたかった。
クラスで浮きたくなかった。

だから周囲にあわせようとしてきた。


でもそうやって押し殺すほどに
自分の中で何かが死んでいく。


息苦しくなっていく。


学校には居場所が出来たのに

自分の心には居場所がなくなっていく。



「千代っ」

昼休み陽の声が聞こえた。

最近は体育館断っているんだ。


「今日もテンカしないよ」

陽の顔を見ないようにした。


「なんで?遊ぼうよ」

陽は私の腕を掴んだ。
いつもならそこまでしないのに。


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