しあわせ食堂の異世界ご飯3
自分のことを考えて買ってくれたプレゼントなのだから、嬉しくないはずがない。

 次に、カミルとシャルルとエマが出てきてそれぞれリズにプレゼントを渡す。
「おめでとう、リズ! 一緒に料理頑張ろうな」
「はい! ありがとうございます、カミルお兄さま」
 カミルからのプレゼントは、踏み台だった。
 今まで厨房で作業をするときにリズは木箱に乗っていたので、自分専用の台を作ってもらえたことに喜びをあらわにする。
 しあわせ食堂に自分の居場所を作ってもらえた、そんな気持ちになったのだ。
「私からは、お気に入りの茶葉です。リズちゃんがシフォンケーキをひとりで作れるようになったら、お父さんと一緒に飲んでください」
「ありがとうございます、シャルルお姉さま」
 シャルル一押しの茶葉はとても香りがよく、ミルクにも合う。王城でも使われている種類なので、優雅なティータイムを過ごすことができるだろう。
「私からは、これだよ。あんまり洒落たものじゃなくて悪いんだけどね……」
「そんなことありません。ありがとうございます、エマおばさま」
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