しあわせ食堂の異世界ご飯3
少ししてシャルルが裏庭から戻ってきたので、リズを真ん中にして手を繋いでマイクの仕事場へと向かった。

 カンカンとリズミカルな音が耳に入り、空を見上げると数人の大工が屋根の修理をしているところだった。
 今日は雪が降っていないので、屋根の修理をするにはもってこいなのだろう。
 逆を言えば、雪が降っている日の修理は危険が伴うため、今のうちに進めてしまうしかないのだ。
(やっぱり届けて正解だった)
 けれど、今声をかけたら迷惑だろうか? アリアがそう思っていると、シャルルがあっさり声をかけてしまった。
「マイクさーん、忘れ物を届けにきましたよ」
「え? あ、シャルルさん……それに、アリアさんにリズちゃんじゃないか」
 すぐに気づいたマイクがこちらを見て、手を振る。そして視線がアリアの持つ手提げにいき、「そこにあったのか~!」と声をあげた。
 どうやら探していたが、見つからなかったらしい。
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